2014年10月講師派遣(川島 建太郎先生)

川島 建太郎先生による講師派遣のご案内

2014年10 月 25 日(土)・26 日(日)
講演会「反復の美学:ベンヤミンの複製技術論と映画『ラン・ローラ・ラン』をめぐって」

講義の中で出てきました本を掲載しておきました

文学部准教授 川島 建太郎による講師派遣を実施いたします。

講演期日: 2014 年 10 月 25 日(土)・26 日(日)
派遣講師: 文学部准教授 川島 建太郎
演 題: 講演会「反復の美学:ベンヤミンの複製技術論と映画『ラン・ローラ・ラン』をめぐって」
講演会場: ドーンセンター


10月25日(土)
               13:00 受付開始
        13:30 講演
        16:30-16:45  記念撮影
        17:00 終了
        17:30- 懇親会(会場1Fのゆいまーるにて)

10月26日 (日) 
              9:30受付開始
       10:00-11:30 講演(90分)
              11:30-11:45 記念撮影
           12:00 懇親会(会場1Fのゆいまーるにて)

・参加者は下記シラバスを熟読ください。

お申し込みフォームは、シラバスの下にあります。


慶應義塾大学文学部准教授 川島建太郎

講演1(10月25日:13時30から15時00分)90分
 ヴァルター・ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」
講演2(10月25日:15時15分〜16時30分)75分
 映画『ラン・ローラ・ラン』
講演3(10月26日:10時00分〜11時30分)90分
 反復の美学


講義の概要
 今回の連続講義では、「反復」というテーマについて考えます。反復は19世紀の哲学者キルケゴールが『反復 実験心理学の試み』(1843年)において西洋哲学へ導入した概念です。それ以来さまざまな思想家、文学者、芸術家が、「近代」を理解し、その運動を特徴づけるための契機としてこのテーマをとりあげてきました。
 第一回目の講演(10月25日:13時30から15時00分)では、思想家ヴァルター・ベンヤミンのメディア論的著作「複製技術時代の芸術作品」(1935年)を手がかりに、反復がもつ理論的な意味を考えます。
 第二回目の講演(10月25日:15時15分〜16時30分)では、ドイツ映画『ラン・ローラ・ラン』(1998年)を分析しながら、反復の美学の魅力を味わいます。第二回目の授業ではグループワークを導入して、受講者の観察・考察も取りいれてゆきます。積極的に参加してください。
 最後の講演(10月26日:10時00分〜11時30分)では、前の二回の講演をふまえつつ、さまざまな題材を取りあげながらテーマの考察を深めます。その際には、フリードリヒ・ニーチェの永劫回帰の思想、ジークムント・フロイトの精神分析、フランスの哲学者ジル・ドゥルーズの『差異と反復』、オーストリアの小説家ペーター・ハントケの小説『反復』、フランスの小説家アラン・ロブ=グリエの『反復』などを扱う予定です。

受講者へのコメント
 受講者の皆さんには、レンタルDVDなどを活用して、できるかぎり映画『ラン・ローラ・ラン』(下記リンク参照)をあらかじめ観ておいていただければと考えています。第二回目の講義では受講者のグループワークを予定していますが、授業の中では時間の関係上、30分程度の映画上映しかできません。有意義なディスカッションのためには、受講者があらかじめ映画全体を知っていることが望ましいのです。
 また、余力がある方には、第一回目の講義でとりあげるヴァルター・ベンヤミンの「複製技術時代の芸術作品」(『ベンヤミン・コレクション-近代の意味』、ちくま学芸文庫に所収)(下記リンク参照)を予習しておくことをお勧めします。この著作はメディア理論のスタンダード文献ですが、勉強をはじめたばかりの受講者にはかなり難解な文章かもしれません。あらかじめ目をとおしておけば、講義を理解しやすくなります。

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申し込み・キャンセル期日は2014年10月22日24時までです。

講義内の紹介本
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